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どっちが心に響くの?「統計」vs「物語」からみるレディースアパレルの仕入れ・OEMのポイント

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CM事例

「魚肉加工品2102トン、納豆607トン、牛乳4723トン、パン3468トン、ヨーグルト1637トン、豆腐4148トン、洋菓子1905トン!」

先日、こんなCMを目にしました。もしかしたら、あなたもご覧になったかもしれません。これ、最近話題になっている食品ロスを無くそうというCMです。

食品ロスの約10分の1は、スーパーなどの小売店で発生したものだそう。

なので、そのスーパーなどの小売店での食品ロスを無くそうと、今 の数字をCMに出して、食品ロスを減らしていこう!というもの。

最後に、消費者として出来ることは、賞味期限の近いものから選んでいきましょう。という行動の呼びかけを行なっています。

この広告をどうしたらもっと反応があるものになるか?を考えた時に、思い出したのが、ある寄付の広告です。

寄付広告の統計vs物語

飢餓に苦しむアフリカの子供たちに寄付をお願いする広告がありました。寄付を集めるために出されていたのはこんな広告でした。

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マラウイの食料不足は、300万人以上の子供たちに影響を及ぼしています。ザンビアでは、深刻な降水量の赤字により、2000年からトウモロコシ生産量が42%減少しました。

また、人口の3分の1にあたる400万人のアンゴラ人が、自宅から避難を余儀なくされました。 エチオピアの1,100万人以上の人々が即時の食糧援助を必要としています。

だから、寄付をお願いします。

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というもの。

寄付は集まったのですが、もう1つ別の広告もありました。そこでは、アフリカの子供たちの統計ではなく、アフリカに住む1人の少女、ロキアの話です。このような話が広告にあります。

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あなたからの寄付は、アフリカのマリに住む7歳の女の子ロキアへと送られます。 ロキアは絶望的に貧しく、深刻な飢餓、さらには飢餓の脅威に直面しています。

彼女の人生は、あなたの経済的な贈り物によって、より良い方向へと変わることができるのです。

あなたや他の思いやりのある方々の支援によって、セーブ・ザ・チルドレンはロキアの家族や他のコミュニティのメン バーと協力し、彼女を養い、教育し、

基本的な医療を提供することを援助することができます。

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1人の少女を物語にして寄付の依頼をしています。

さて、結果としてどちらが寄付が集まったと思いますか?結果は、、、

物語が2倍以上の寄付を集めた

統計を出す広告よりも、物語を伝えた広告の方が2倍以上の寄付を集めることに成功したんです。一見、統計の方が深刻度が深いと思いますし、

自分の寄付が多くの人の役に立ちそうなので、統計の方が寄付が集まると思いましたが、実際には物語を伝えた方が寄付が集まったということ。

つまり、データよりも物語、ストーリーの方が、人に行動を起こすパワーが強いってことです。

冒頭の食品ロスを無くそうって話も、同様で、統計ではなく、実際に生産 者さんのストーリーなどを伝えると変わるかもしれません。例えば、、、

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牛は毎日手をかけなければなりません。一日でも乳を搾ってやらないと、乳房炎という病気に罹ってしまうのです。なのでおいしい牛乳を作るには365日、農家に休みはありません。

皆さんに美味しい牛乳を飲んでもらいたい一心で、牛に栄養価の高い草を与えて、ストレス無いように世話をして、やっとの想いで出来た牛乳。

それが、毎日のように捨てられています。

自分の子供が作ったモノを捨てられているような気持ちです。

もちろん、作ったもの全てを消費してもらえるとは思っていませんが、少しでも捨てられる量が減れば、牛さんたちも救われるんじゃないかなと思います。

賞味期限の近いものから選ぶこと。それが、食品ロスを減らして、環境を良くする為に1人1人が出来ることです。

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どうでしょうか?ただ、毎年牛乳が捨てられてます!今年はたくさん捨てられています!と伝えられるよりも、何か訴えるものがあるんじゃないでしょうか?

統計で伝えられるよりも、物語で伝えられる方が、行動してみようかなと思った人が多いんじゃないでしょう か?物語にはそれくらいパワーがあるってことですね。

自社で物語を使うには?

では、どうやって自社で物語・ストーリーを使うと良いのでしょうか?最初に使えるのは、商品のストーリーです。

その商品を作った背景だったり、それが出来るまでの過程をストーリーにして伝えることができます。

ストーリーにすることで、あなたの商品やサービスをより多くの人に伝えることができます。なので「自分の商品をストーリーで伝えることはできないか?」というのを考えてみてくださいね。

ストーリーから見る商品仕入れ

これまで物語(ストーリー)が相手の心を動かすという事例をみてきましたが、レディースファッションの販売を考えてみてください。

商品や企業の特徴が「価格」「トレンド」だけだったとしたらどうでしょう。

売り場を作る際にどんなストーリーが描けるでしょうか。

メーカー選びの一つの基準に、商品へのこだわりを持っているということも重要かもしれません。

そんな商品へのこだわりを持ったメーカーやOEMなど生産委託先をお探しの企業様は下記にお問合せください。

きっとお役に立てるとおもいます。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。

 

 

 

 

仕入れやOEMのご相談は(株)佐藤安商店まで

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