任天堂の「欲求」の生み出し方から学ぶレディースアパレルの仕入れ・OEMのポイント
目次
🎮欲しくてたまらなくなったゲームの話
先週の3連休、息抜きに「ピクミン4」という任天堂のゲームで遊んでいました。といっても、まだ発売はしてないので体験版です。
最近全くゲームをやっていなかったんですが、あYoutuberが紹介していたので、「まあ無料だし」ということで体験版をダウンロードしてみたんです。
でも、体験版が終わったころには、、
もうどうしても欲しくなってしまって、、
気付いたらクレジットカードで決済が完了していました😂
プレイする前は正直、買う気はなかったのですが、、なぜそんなに欲しくなってしまったのか?というのを、今日はご紹介したいと思います。
🌱 意外と頭を使うピクミンの世界
ピクミン4がどんなゲームか?について少し話すと、、
舞台はとある惑星です。この惑星で遭難した人を、今回の主人公であるレスキュー隊が次々と救っていき、最後は宇宙船で脱出する、、というストーリーです
ただ、このレスキュー隊も、宇宙船でやってきたときに遭難していて、、(いわゆる、二重遭難😅)しかも、宇宙船が壊れてしまったので、船を動かすエネルギーを集めないといけません。
そこで、ピクミンの登場です。ピクミンは頭に葉っぱがついた小さな生物。赤、青、黄、その他色々いて、レスキュー隊と一緒にエネルギー集めをしてくれるようになります。主人公の後ろに100匹くらいゾロゾロついてきてくれるので(笑)、このピクミンたちにいろんな指示を出して、エネルギーを集めていくという感じです。
そのエネルギーというのを、ゲーム内で「オタカラ」と呼んでいます。オタカラは“苺”だったり“野球のボール“、”ゲームボーイSP”だったり、、実は、この惑星というのは(公表されてませが)地球なんです🌏
そして、オタカラのエネルギーは数値化され、体験版では1500ポイント集めたら終了、、となっています。
でも、このオタカラを集めるのに、結構苦労するんです。
水辺を渡らないとゲットできなかったり(青ピクミン以外は水で死にます)、高台にあったり(黄ピクミンしか高く飛べない)、、
これが意外と難しくて、ちょっと頭を使わないと解けないところも、、
それだけに、苦労して、でっかいオタカラをゲットできたら、すごい達成感があります!
と、ここまで熱が入ってしまったのですが、、
この体験版をプレイしていて「欲しくさせるのがうまいな〜さすが任天堂!」と思ったことがあります。それは、、
🤑 引き返せない所まで価値を与える
こういうゲームでは、昔から「体験版」自体はありました。でも、すごく短かった記憶があるんです。ほんのちょっと主人公を操作して、終わり。みたいな、、ストーリーも序盤すぎてよくわからない。
「良さそうだな〜」と思っても、まだワクワク感がそこまでだし、そのまま終わっても何も損しないので、買うことなく終わってしまっていました。
でも今回は違いました。5時間は遊んだと思います。無料の、体験版ですよ?第一ステージを、1500ポイントまでなら制限なく遊べて、オタカラも全部集められて、、そして何より、購入したら、データが引き継げるんです!
🤨 与えることをケチってはいけない
こから学んだこと。
商品の価値を伝えたいなら、商品の一部を与えることをケチらない。無料、もしくは低価格でたくさん試してもらったり手に取ってもらうことで、やっと商品の良さが十分に伝わります。
書籍「アンマーケティング」にも、同じような話が載っていました。
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開店したばかりのレストランの集客を相談された著者。オーナーは食事やサービスの質には自信があり、一度来店して食事をしてもらいさえすれば、客がファンになってくれることは間違いない、と確信していた。しかし、店は激戦区の中にあり、客の取り合いになることは目に見えていた、、。
そこで著者は、「近くの高級マンション住民限定のスペシャルナイト」を提案する。一度食べて貰えば、あという間に口コミで広がるからだ。が、オーナーは「無料」であることを理由に拒否。しばらくして(これが理由かは不明だが)店は潰れてしまった。
あなたのビジネスに自信があるなら、人々を店の中に招き入れることを優先順位の第一に置くべきだ。まずはあなたの店に来なければ、再度来店することも、誰かにあなたの話をすることもあり得ないのだから。(p.35より要約)
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あなたがもし、商品やサービスに自信があるなら、、
与えることをケチらず、まずは「あなたのお店に招き入れる」ことをしてみてはいかがでしょうか?