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価格クイズ:どれが1番売れた?から考えるレディースアパレルの仕入れ・OEMのポイント

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2022年も最後のコラムとなりました。
今年はどんな1年だったでしょうか?

・新しいマーケティングに取り組んだ?
・新しい売り方を試してみた?
・去年うまく行った方法を徹底的に継続させた?
・今ある商品を改善した?
・セールスライティングをたくさん勉強した?

あなたにとって、2022年はどんな1年だったでしょうか?

僕にとって2022年はかなり激動の1年でした。

商品をたくさん作り、
セールスレターを毎月書いてと、
毎年のごとく忙しい1年です。

去年と違って、少しずつお客さんと直接会う機会が増えてきたので、
来年はもっとたくさんのお客さんに会って、仕事したいなって思ってます。

おそらく、リアル営業を行いお客様との対面で会う機会が増えると思いますので、
ぜひ商談でお会いできるのを楽しみにしています。

さて、今日は来年に向けて参考になる内容をお届けしたいと思います。
それが、価格です。

 

 

 

商品を販売する上で、価格はかなり重要なポイントですよね。
価格によって、成約率が変わるということはよくあることにもかかわらず、
多くの人が、一度えいや!で決めた価格をそのままにしていることで、損してる可能性もあるんです、、、

じゃあ、値段はいくらが良いのか?という前に、
ちょっとしたクイズをお届けしますね。

 

どのドレスが一番売れた?

 

2003年にシカゴ大学とMITの研究で、通信販売の小売業者と提携して、
価格によって服の売上に及ぼす影響についての実験を行いました。

小売業者は3種類のカタログを作成し、4つのドレスの価格を500円ずつ差をつけました。

Aグループ:3900円、4900円、5900円、7900円

Bグループ:4400円、5400円、6400円、8400円(Aグループより500円高い)

Cグループ:3400円、4400円、5400円、7400円(Aグループより500円安い)

この3つで価格テストを行いました。
どのグループが一番売れたでしょうか?

注文が多かったのは、どのグループでしょうか?

・・・・

・・・・

・・・・

さて、どのグループが一番売れたと思いますか?

結果は、Aグループでした。

Aグループは全体で66点の注文が入りました。
500円高く設定しているBグループは45点の注文です。

値段が高くなれば、注文数が減るというのは感覚的にわかりますよね。
高くなったんだから、購入する人が減るだろうと。

この実験で驚きだったのは、500円安くしたCグループよりも、
Aグループの方が注文が多かったということです。

結果としては。Cグループの注文数は46点と、
値段が安いにも関わらず20点ほどAグループより少ない購入数だったんです。

値段を下げて、注文数が少ないわけですから、
売上も利益も減ってしまっている。
売り方は同じで、価格1つでこれだけ大きな差が出るわけです。

これって、よくあることで、、、

 

100円、500円、990円どれが売れた?

 

あるお客さんが、集客商品の価格を100円でやろうと思っているという相談を受けました。
100円の理由は、よく100円で売られているからということだったのですが、
100円が良いという結果があるわけでもないので、
一度テストしてみてくださいとお伝えしたんですね。

売っている商品は電子書籍で、
100円と500円、990円で販売してみました。

結果はどうだったと思いますか?

試す側としては、100円が圧勝だろうと。
500円や990円で販売するよりも、
100円で売った方がたくさんのお客さんが買ってくれるんじゃないか?
という仮説をもとに、行ったのですが、結果は、、、

 

 

990円の圧勝でした。

 

 

100円や500円よりも、990円の価格が一番購入率が高く
広告費も安くで済んだんです。それだけではありません。

新規集客に990円が良かっただけでなく、
最終的に売りたい商品を買うお客さんも990円が多かったんです。

100円で買った人は、次の商品を買わなかったのに比べて、
990円で買った人は、次の商品も続けて購入してくれるということがわかったんです。

ある程度の値段を払っているから、次に繋がりやすいというのは、想像しやすいですよね。

何が言いたいのか?っていうと、、、

 

価格はテストしよう

 

ってことです。価格を決めるときは基本的にテストして決めましょう。

僕たちもいろんな価格テストをしていますが、テストしたら、
僅差ってことはあまりなく、結構割れます。

どちらが良いか?っていうのが明確になるんです。

それも、仮説してた価格が負けることもよくあります。
値段が安い方がいいのでは?と思って試すも、反応としては高い方が売れる。
なんてことがよくあるんですね。

事業主としては、高くで多くのお客さんが
買ってくれるわけですから、こんなに嬉しいことはないですよね。

何も気づかずに値段を下げて、販売するのではなく、
価格をテストしてみると、今よりも購入数も売上も利益も増える可能性があるわけです。

しかも、何かをめちゃくちゃ考えて行うっていうのではなく、
ある程度の相場感をもとにして、テストすれば良いわけですからね。

どの価格が一番売れるのか?というのは、実際にテストしてみるのが1番です。

思い込みだけで価格を決めてしまうと、
本当はもっと売れたのに、利益が出たのに、少ない結果を手にしている、、、
なんてことになってしまいますからね。

あなたの販売している商品は、その価格が最適価格でしょうか?
それとも、まだ改善する価値のある価格でしょうか?

ちなみに、価格のテストは「新規」のお客さんにインパクトが大きいので、
テストするなら、新規客に対して行ってくださいね。

 

それでは、良いお年を!来年も(株)佐藤安商店をよろしくお願いしますm(_ _)m

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