「花王」に学ぶファンを取り戻す方法から考えるレディースアパレルの仕入れ・OEMのポイント
誰もが知っている
花王の「メリット」。
実はこの人気のシャンプー、
発売してから30年、
売上が低迷していた時期があるのを
ご存知でか?
今日は、そんなメリットが
どうやってファンを
取り戻したのか?
その秘密が面白かったので
シェアさせてください😊
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メリットは、
1970年に発売されてから
若い女性に大ヒットし、
一気にトップブランドとなりました。
しかし…
2000年に入ると、
魅力的で新しいシャンプーが
続々と登場。
メリットは、
そんな競合の新しい商品に
押され気味となり、
だだん古臭い印象に
なって
そうして、
メインターゲットだった
若い女性たちには
だんだん売れなくなり、
売上はかなり低迷。。
…しかし、ある1つのアイデアで
メリットは見事、
新しいイメージに生まれ変わり、
V字回復を遂げました。
目次
一体、何をしたと思いますか?
普通なら、
古臭いイメージから刷新するために
商品全体を大幅改良しても
おかしくないですよね。
でも、メリットは
そうはしませんでした。
その代わりに、
あることを変えたんです。
それは…
『ターゲット』
それまで、メリットは
若い女性をメインターゲットに、
「フケ・かゆみを抑える」
という悩みを解決する商品として
売っていました。
が、調査をしてみると、
フケやかゆみを抑えることよりも、
「安全性」への関心が
高まっていること、
また、
特に小さな子どもを持つ「ママ」が
子どもの安心・安全を
気にしていることが分かりました。
そこで、思い切ってターゲットを
小さな子どもを持つママに変えて、
メリットがもとから持っていた
「弱酸性で髪や肌に優しい」
という特徴を伝える
こんな売り方に変えました。
「メリットは弱酸性。
子どもの髪や肌にも安心。
家族みんなで使えます😊」
すると…大ヒット!
みるみるうちに
新しいファンが増え、
見事、復活を遂げました。
売り方を変えるだけで結果は大きく変わる
今回、メリットは
商品自体はほとんど変えていません。
そうではなく
「売り方」を大きく変え、
その結果、
見事新しいファンを
作ることができました。
これこそが、まさに
マーケティングの力です。
マーケティングは、
ビジネの状況を一変させる
力を持っています。
こんな事例は、
世の中にたさあま。
つまり それだけ、
本来はもっと売れる商品
にもかかわらず、
売り方が悪いために、
売れていない商品がある
ということではないでしょうか。
きっと皆さんも
良い商品・良いサービスを
持っていると思います。
もし、
「もっとそれを売っていきたい」
「もっとファンが欲しい」
と思っていたら、
少しでもいいので
「売り方」について
考えてみてください。
売り方を変えるだけで、
あなたの商品のファンも
もっと増えるかしれせん
編集後記
本日も最後までコラムを読んでいただきましてありがとうございます。
売り方を変えるということはとても大切ですね。
先日ですが、社内で在庫が多いことが問題になりました。
売れていない商品があるということです。
しかしこの打開策として、上がったアイデアが値下げと処分専門業者にまとめて販売するというものでした。
誰も商品とその背景にスポットを当てて、本日のコラムのように売り方を変えてみるという発想は
ありませんでした。
下げ処をるの資本(資金)が減ります。
キャッシュがいずれ回らなくなるでしょう。
非常に危機感を感じた一幕でした。
皆さんの会社ではいかがですか。
仕入れやOEMのご相談は(株)佐藤安商店まで
大人の女性に新しい価値を提供する総合プロデュースメーカーとして、洋服の企画・販売をするだけでなく、長年の経験を活かし、生地の開発から販売方法のご提案まで、幅広いニーズにお応えしております。
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