子育てにかかるお金はどのくらい？大学卒業までに必要な金額や制度・準備方法をご紹介

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子供を育てるのには当然お金がかかりますが、いつどれくらいかかるのか想像するのは難しいですよね。しかし、将来慌てないためにも、子育てにかかるお金について知っておくことはとても重要です。そこで今回は、子育てに必要な金額や用意する方法、子育てに関する制度や助成金についてご紹介します。

子供にかかるお金は「教育費」＋「養育費」

子育てにかかるお金といえば教育費を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際は「教育費」＋「養育費」の合計が子育て費用となります。教育費とは、学校にかかるお金や受験費用、学習塾費用などのこと。一方、養育費は食費、衣服費、医療費、子どものお小遣いなどが該当します。

22歳までにかかる金額は約2700万円以上

子供が大学を卒業する22歳までにかかる金額は、約2700万円以上と言われています。しかし、これは国公立大学に進学した場合を想定し、大学在学中の生活費の一部をアルバイトや奨学金でまかなった場合。生活費をすべて親が負担する場合や私立大学に進学した場合は、これ以上かかる計算になります。

未就学児の子育てにかかるお金は年間100万円前後

未就学児の子育て費用については、0〜6歳までの7年間総額で約700万円。つまり年間約100万円前後かかっていることになります。小さいうちはおむつやミルクなど生活用品代に多くかかるほか、子どものための預貯金・保険などにお金を使う人も多いようです。

小学6年間の子育てにかかるお金は約700万円

小学校6年間にかかる子育て費用は、約700万円。年間総額は未就学児の頃とあまり変わりませんが、成長と共に教育費関連の支出の割合が増えてきます。学習塾や習い事など学校以外の活動にも多くかかりますが、子供の進路によって大きく金額が変わります。

中学3年間の子育てにかかるお金は約470万円

中学3年間の子育て費用は約470万円。小学生の頃と比べて増えているのが、おこづかいや携帯電話料金、教育費です。高校受験に向けて学習塾に通わせる家庭も多く、計画的に準備しておく必要があります。

高校生の子育てにかかるお金は中学の子育て費用＋α

高校3年間の子育て費用は中学生の頃の金額をベースに考えます。中学よりも増えることが予想されるのは、大学受験に必要な学校外教育費や大学受験費用。部活動などの課外活動に関わる経費や被服費なども、中学時よりは増えると考えた方がいいでしょう。

大学生の子育てにかかるお金は公立か私立かで大きく変わる

大学生においては、国公立か私立か、自宅から通うか一人暮らしかによって金額が大きく変わります。自宅通学の場合、国公立大学で学費と生活費合わせて年間約110万円、私立大学で約180万円。一人暮らしの場合これに約110万円プラスされることになりますが、このうち半分弱はアルバイトや奨学金でまかなうケースが多いようです。進学時には入学金などもかかるので、子供のための貯蓄は大学進学の際に使うことになるでしょう。

子育てに関する制度や助成金

子育てする上で知っておきたい制度や助成金には、中学卒業までの子供を育てる養育者に毎月1万〜1万5,000円が支給される「児童手当」、年収目安910万円未満の世帯に年間11万8,800円が授業料として支援される「高等学校等就学支援金」、貸与型奨学金（日本学生支援機構）、国の教育ローン（日本政策金融公庫）などがあります。あらかじめ利用できる制度を調べておくと安心ですよ。

教育資金を準備する方法

子供の教育資金は、計画的に準備が必要です。具体的な方法としては、児童手当を貯蓄に回す、積立式の定期預金を利用する、学資保険に加入するなどの方法があります。必要になる時期と金額を確認し、そこから逆算して毎月の貯蓄額を決めましょう。

子育てにかかるお金は計画的に準備しよう

子育てにかかる費用は、家計をやりくりしながら大学に向けた費用を準備するのが一般的。子供が産まれたらまず教育資金プランを立てて、計画的に準備することが大切です。

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