日本人全員が知ってるのでは？と思うくらい有名なゲーム、ドラクエ。
初代ドラクエは37年前に発売されたのですが、開発当時、ものすごく大変な道のりだった…という話を聞きました。

この話、お客さんにずーっと使ってもらえる素晴らしい商品やサービスを作るなら、すごく大事で忘れてはいけない考え方だったので、今日はその話をシェアさせてください☺️

　
　
✅ 今でも名作！初代ドラクエ

全く知らない人のために、超簡単に説明しておくと、、

主人公が、竜王討伐の旅に出る
↓
城へいくのに必要な3つの宝物を集める
↓
竜王の城にいく
↓
倒す

　
というストーリーです。
今のゲームからするとシンプルですが、行く場所は10個くらいありますし、モンスターも40種類近くいて、当時は割とボリュームあるゲームだったようです。

そんな当時のドラクエ開発陣が何に苦労したか？というと、、

　
　
✅ たったの64kbでゲームを作らないといけない

ということ、、😭

分かりやすくお伝えすると、今あなたが見ているこの画像は1MBあります。1MBは1000kbなので、、

なんと、この画像一枚でドラクエが、15個は作れちゃうわけです。（なんて贅沢な画像なんだ、、）

こんな小さな容量でストーリー性のあるゲーム（絵、テキスト、音楽すべて、、）を作らないといけないので、そりゃ苦労しますよね。

なので、なんとかして自分たちが思い描くものを詰め込みつつも、削っていかないといけないわけなんですが、、
ここからが本当にすごいんです！

　
　
✅ 容量を削るためにやったとんでもない工夫

なんと、カタカナを削りました。
普通、「言葉の元を削ってしまおう」なんて思いつかないと思うのですが…

50音あるのに、よく使う20音だけに絞って使ったんです。
でも「リ」や「へ」はひらがなとカタカナ両用で使えるので、実質18音。

ちなみに「アレフガルド」という場所が舞台なのに、「ア」と「フ」が使えないので「このち(地)」などで表現されています。涙ぐましい、、

　
　
✅ グラフィックも、音楽も、、

もちろん画像も削りに削ります。
主人公が一歩一歩あるくようなキレイなグラフィックなどできません。
なので、正面を向いたまま、横にカニ歩きします🦀
そうすれば、横向きの絵を入れなくて済む、、というわけですね。

音楽はあの「すぎやまこういち」さん。
ファミコンは３つしか同時に音が出せません。が、そんな制限下でも、壮大なメインテーマ（東京2020オリンピックの開場曲にもなりましたね！）を生み出しています。
他にも、２音だけをピコピコ早く鳴らすことで、“同時に音が鳴っている“ように聞こえさせるなど、、
他にも数えきれないほどの工夫が凝らされていました。

　
　
✅ 限られた条件でも素晴らしいものは作れる

このドラクエ開発秘話を聞いて私は、こうした厳しい制限があったからこそ、名作とよばれる素晴らしい作品ができたのではと思いました。

名作とは、書籍「ペレニアルセラー 稼げる定番商品の作り方」によると、
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人々が夢中になり、人生の伴侶となるような作品。そういう名作は滋養がたっぷり詰まっていて、一度ではとても味わい尽くせない。それもそのはず。作者の想いが幾重にも折り重なって、
作品に詰め込まれているのだから。
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とあります。

　
また、名作を作る秘訣として、、
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創作では誰もがタフな決断を迫られる。気に入らないことでも、それで作品がよくなるなら迷わず実行しよう。大事なのは、行けるところまで作品を磨き上げることだ。
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とも言っています。
まさに、ドラクエの開発ですね。

あれもこれも全部実現できるなら、新しいアイデアが生まれたり、代用品を考える工夫もなくなってしまうと思いませんか？

時間がない、お金がない、ツールがない、だからできない。良い商品を作るのに、そんなことは無いのだな〜と考えさせられた話でした！

　
　
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊