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なぜ事業の問題は解決しないのか?から考えるレディースアパレルの仕入れ・OEMのポイント

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さて、今日は、

新刊本「ザ・グリッド」より

【よりよい意思決定のためのフレームワーク】

をご紹介します。

「意思決定」とは、

ビジネスのあらゆる局面で必要なもの。

・売上が下がっている、、

・リピートが減っている、、

・商品の返金率が高い、、

このような問題が発生すると、

多くの人は、すぐに解決するため

なにかしらの「意思決定」を行いますが、

それでも問題がほとんど解決していない…

ということは、よくあります。

 

それは、なぜなのでしょうか?

 

その答えは、

本書が生まれるきっかけとなった、

エピソードの中にありました。

著者マット・ワトキンソンは、

CX(顧客体験)デザイン会社を経営する事業家。

普段からランニングなどで体を鍛えていましたが、

ある日、つよい膝の痛みに襲われます。

そして膝の手術をしますが、

半年経っても治る気配がなく、

理学療法士や整骨医にも見てもらいましたが、

ほとんど改善はしませんでした。

 

しかし、

スポーツリハビリの専門家と出会い、

彼の膝はすっかり良くなったのです。

 

なぜこれまで良くならなかった痛みが…?

 

なぜ、それまでもいろいろ試して

ダメだった膝の痛みが無くなったのでしょうか?

ポイントは【痛みの原因】にありました。

実は、その原因は膝自体にあるのではなく、

膝からつま先までの一連の筋肉が

バランスを崩していたことだったのです。

専門家によると、

かれの骨盤がゆがんでおり、

脚を動かすと、骨や関節が引っ張られて、

その結果、膝に痛みが発生していたのでした。

そこで専門家は膝の治療ではなく、

全身のゆがんだ筋肉のバランスを整える

運動療法を用いて、膝を治していきました。

すっかり膝の調子が良くなった著者は、

ある時、ハッと気付きました。

 

この状況は、

自分が仕事で体験したこととよく似ている。

ビジネスのある局面で決断を下すとき、

それがほかの部分にどのような影響を

及ぼすかまではなかなか思いいたらない。

根本的な原因を特定せずに

表面的な問題を解決しようとして、

かえって事態を悪化させてしまう。

私がそうだったように、

膝の痛みを解消したければ

たいていの人は専門医の手術に飛びつく。

しかし、リハビリの専門家のように

全体のバランスを見て解決しようとする人は

なかなかいない。

 

このことに気づいた著者は、

ビジネスを部分的に見るのではなく、

ビジネスをホリスティック(全体的)に

とらえるアプローチを調べました。

が、そのようなアプローチは見つからず、

ほとんどは特定のテーマに絞ったものであったり、

起業家の個人的体験をメインにしたものばかりで、

ここには大きな問題がありました。

 

戦略か戦術かを問わず、意思決定の

枠組みとなるシンプルで万能な原則がなかった。

これではチームとしての構造的な議論はほぼ不可能であり、

愚かな過ちを犯しかねない。細部にこだわり過ぎて

基本的な構造が見えなくなってしまうからだ。

 

そして彼は、意思決定者が

ビジネスを全体としてとらえることができ、

同時に全体としての成功につながる行動を

特定できる方法を探るため、

延べ数千時間にわたる調査を実施。

何日も寝る間も惜しんで構想し、

150回を超える実験を繰り返した結果、

本書で紹介するツールを完成させました。

それが、

 

3マス×3マスで格子状になっている「グリッド」

 

まず、事業の成功を

左右する3つのポイントが、

「好ましさ」

「収益性」

「永続性」

です。

 

「好ましさ」とは、

 

商品やサービスの魅力のことであり、

売り上げや利益に貢献する。あなたの商品や

サービスが顧客から見向きもされないなら、

好ましさに根本的な問題がある。

 

「収益性」は、

 

事業の存続を左右する。たとえ、

あなたの商品を気に入って購入する人がいても、

売り上げからコストを差し引くと

赤字になるなら経営者として失格である。

 

「永続性」も重要

 

今日儲けても明日になったらすべてを

失うような不安定な経営では心もとない。

1日1万円稼ぐなら、1万円稼げる日が多ければ多いほどよい。

いつ消えてしまうかもわからないような

企業からは消費者も購入をためらう。

それは将来的なサポートが期待できないからだ。

 

以上の3つは互いに関連し合っている。

商品は好ましくても収益性がなければ

ビジネスは成り立たず、

また商品の好ましさと収益性のどちらが欠けても

ビジネスの永続性は実現しない

 

そしてこの3つそれぞれに、

「顧客」「市場(競合)」「組織」の3要素を

掛け合わせた合計9マスの表が、

意思決定フレームワークの全体像です。

 

 

 

 

…もしあなたが、

日々発生する問題を解決しようとしても、

あまり効果が出ていないのであれば、

ぜひこのような

ホリスティック(全体的)な視点から、

問題を見直して、根本の原因に

対処していってみてはいかがでしょうか。

きっと、膝の痛みと同じように、

対症療法では治らないような問題が、

根本から解決され、さらに、将来の事業にとっても

プラスの影響が生まれるはずです。

 

編集後記

本日は最後までコラムを読んでいただきましてありがとうございます。

意思決定のフレームワークはとても参考になりましたね。

当社では意思決定や目標決定には下記の公式を用いています。

 

 利益=顧客数×提案サービス数×単価×頻度×生涯価値×粗利率

 

この公式を使って、今期はここを改善していくという目標を定め、具体的施策に

落とし込んでいきます。

合わせて参考にしていただければと思います。

弊社はボトムスメーカーと認識されていましたが、トップスや、アクセサリー、バッグなどの

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