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広告にオリジナリティは要らない!から考えるレディースアパレルの仕入れ・OEMのポイント

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今日は、「広告にオリジナリティは必要ない!」という話をしたいと思います。

もしあなたが、広告を作っていて、

 •広告のアイデアが中々思いつかない…

 •広告で何書いたら良いか分からない…

 •時間かけて作った広告が、全然反応無かった…

 •そして、まだ結果につなげられていない…

こんな経験をしたことがあるなら、今日の話は参考になるかも知れません。

どういうことか。詳しく説明する前に、あるストーリーを聞いてください。

 

世界初!オリジナリティあふれる商品を作った社長の末路

 

2004年。ある画期的な電子書籍リーダーが発売されました。今でこそ電子書籍は多くの人に馴染みのある商品ですが、当時はあまり多く普及していませんでした。

そこに目をつけたある会社の社長が、2004年、満を辞して最新の電子書籍リーダーを発売しました。この最新の電子書籍リーダーには、今までの常識を覆す機能が備わっていました。

それは、E-インク(または、デジタルインク)と呼ばれる最新技術。

今までは、ディスプレイに光を投影して、文字や画像を表現する技術しかありませんでした(今あなたがこれを見ているような、パソコンの画面 やスマートフォンの画面と同じように)。

しかし、光をディスプレイに投影するこの方法は、電子書籍を読むにはあまり適していませんでした。なぜなら、光っている細かい字を読んでいると、目が疲れてきたり、

チカチカ痛くなってきたりするからです。

一方、このデジタルインクを使った技術は、光を投影するのではなく、ディスプレイの中に入っているインクを磁石の力で動かして、文字や画像を表現するというものでした。

インクで画面が映る。つまり光らないので、まるで本を読んでいるかのように、目を疲れさせることなく、電子書籍を読めるようになったわけです。

世界初、オリジナリティあふれる素晴らしい商品でした。

 

それから3年後ー。別の会社の社長が…

 

それから、3年後ー。別の会社の社長が、同じような電子書籍リーダーを販売し始めました。その会社の社長は、とある「本屋」を経営していましたが、これから電子書籍業界にも進出していくため、

後発ではありましたが、デジタルインクを使った電子書籍リーダーを販売し始めたのです。

世界初のデジタルインクの電子書籍リーダーが世の中に発表されてから、遅れること3年です。完全に後発のスタートでした。それでも、電子書籍業界に進出するため、販売を強行しました。

 

どちらが勝ったのか?

 

さて。この2つの電子書籍リーダー。どちらが売れたと思いますか?

世界初、完全にオリジナリティの発明をした最初の会社でしょうか?あるいは、そのアイディアをマネして、3年後に同じような電子書籍リーダーを作った、本屋さんでしょうか?

もし、オリジナリティが重要なのであれば、最初に発明した会社が、最も売れる電子書籍リーダーになるはずです。ところが、、、

最初にこの技術を発明した会社は「SONY」。世界初のデジタルインクを使った電子書籍リーダーは、「リブリエ」という名前をつけて発売されました。

 

 

しかし、3年後 。「リブリエ」は撤退を余儀なくされました。そう、ある製品に完膚なきまでに負けてしまったのです。。。

その製品というのが、、、あなたもご存知「キンドル」です。

 

 

電子書籍リーダーの市場を制覇したのは、オリジナリティあふれる「リブリエ」ではなく、それをマネした後発の「キンドル」だったわけです。

Amazon元CEOジェフ・ベゾスは、アイディアをマネして、市場を制覇しました。

 

オリジナルのアイデアに価値は無い

この話の最大の教訓は、「オリジナルのアイデアには価値がない」ということです。「オリジナルであること」が重要なら、リブリエが勝つはずです。

しかし、市場を制したのは、世界初の電子書籍リーダーであるリブリエではなく、マネをした後発のキンドルでした。

 

「発明家」ではなく「起業家」として考える

 

 

これに関して、ダイレクトマーケティングの世界的権威、ダン・ケネディはよく、「発明家になるな!」という話をしています。

発明家というのは、新しいアイディア、新しい商品、新しいものを”発明”することが仕事です。

なので、新しいものを”発明する”ことに、価値があります。常に新しい発明をすることを考え、何度も失敗を繰り返し、たった1回の成功を見つけるために、一生をかけて研究と実験を繰り返します。

でも、、、

私たち起 業家は違うと。起業家は、「売る」というところに価値を置きます。どれだけ良い商品も、お客さんに届かなければ意味がありませんからね。

なので、既存のアイデアを「どうやったら自分のビジネスに適応出来るか、自分のお客さんに伝えられるか?」ということを常に考えています。

何度も言うようですが、私たち起業家にとって”発明”は、何の価値もありません。そうではなくて、既存のアイディア、すでにうまくいっているアイディアがあるなら、

それをいかに自分のビジネスに適応するか?ということを常々考えて行動しています。

 

広告やセールスレターでも同じ

 

広告のメッセージや、セールストークも、これと全く同じです。多くの人は、オリジナリティを出して、独自の広告やセールスメッ セージを作り出そうとします。発明家になろうとしてしまいます。

広告を作るのに、あるいはセールスメッセージを作るのに、オリジナリティは必要ありません。すでにうまくいっているアイディアを、うまくマネして作れば良いわけです。

広告の神様と呼ばれている「デイヴィッド・オグルヴィ」という男がいます。勉強家のあなたなら一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか?

彼が作ったとても有名な広告に、こんなものがあります。

「60マイルで走るこのロールスロイスで一番のノイズは、電子時計の音…」

これは彼の代名詞とも言える、伝説の広告のキャッチコピーです。

では次に、こちらの広告文を見てみてください。

「新ピース・アローで聞こえる唯一の音は、電子時計の音だけ…」

ほぼ一緒ですよねw

ちなみに、この「新ピース・アローで〜〜」と始まる広告文は、オグルヴィの伝説の広告が出来る前からありました。オグルヴィが、この広告からアイディアを盗んで、

ロールスロイスの広告に使ったのは明らかですよね。そしてオグルヴィは、大成功をしているわけです。

それに、、、何も既存のアイデアをマネして作っているのは、彼だけではありません。有名なセールスライターや広告マン、成功している起業家はそのほとんどが、

大ヒットした広告やアイディアのサンプルをたくさん持っていて、それらをうまくマネしながら、安定して 成果を出しています。

たまに、「マネして使う」ということに、少し抵抗を感じてしまう人がいます。もちろん、同業他社の広告やアイディアを一言一句パクるのは、法律的にアウトです。

なので、これは絶対にやってはいけません。

大事なのは、他業種のものをマネする。あるいは、昔大ヒットした広告を使ってマネするということ。

広告の神様ですら、他業種で上手くいった広告からアイディアをマネして広告を作っているわけです。僕たちがマネをしない理由はあるでしょうか?

自分で1から作る必要はありません。0から考える必要もありません。

たくさん、上手くいった広告を集めて、それをマネして成果を上げていきましょう!

 

編集後記

 

最後までコラムを読んでいただきありがとうございます。

当社の商品にもインスピーレーションをもらう元ネタのような商品があります。

何をチョイスするのか、どのように自分流に変えていくのか。

このバランスがとても重要です。

競合他社との兼ね合い、ユーザーの興味度合、すべてのバランスを考えます。

当社の商品は下記のバナーより1点から仕入れることができ、12:00までのご注文で原則当日発送できます。

SHOP様の販売と資金繰りのお役に立てると思います。

またオリジナル商品の委託生産先をお探しの企業様。

下記までお問合せください。

経験が豊富なスタッフが対応させていただきます。

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