「今は似たような商品がたくさんありますよね。もう、山ほど…」

　
先日、お客さんがこんなお話をされていました。
　
　
たしかに、最近はネットでの販売が増えたのもあり、買い手からしたら似たような商品がたくさんあって、
　
売り手にとっては他と差別化するのがどんどん難しくなってきましたよね・・・

　
　
そんな状況の中、たった1つ、”ある工夫”をして大ヒットした缶コーヒーがあります。
　
　
今日は、その缶コーヒーがどうやって差別化したのか？
　
その秘密をシェアしたいと思います😃
　　
　
＊＊＊
　
CMでもお馴染み、アサヒ飲料のある缶コーヒー☕️
　
　
発売当初は話題になっていました。
　
　
しかし、発売から4年、、
　
　
他社からもたような商品が続々と登
　
　
市場の競争はどんどん激しくなっていきました。
　
　
「今までと同じようなアピールだけではもうやっていけない」
　
　
こう考えた社員たちは、まずは改めて、市場調査を開始。
　
　　
そして、調査の結果、、、ある意外な事実がわかったんです。
　
　
それは、、、
　
　
缶コーヒーをよく飲むビジネスマンは、「ある特定の時間に飲んでいる」ということ。
　
　
これを知った社員たちは、ある1つのアイデアが思いつきました。
　
　
「…そうか。これだ！こうすれば、もっと売るようになるはず。」
　

…その予感は見事に的中。
　
　
今まで売上が低迷していたのが嘘のように、どんどん売れていきました✨

　　
一体何をしたのでしょうか？

　　
　
アサヒ飲料の社員たちが、このコーヒーを売る時にしたこと。
　
　
それは、、、「朝専用」の缶コーヒーとして売り出したとうことです。
　
　
実は市場調査の結果、缶コーヒーを飲んでいる人の半分近くがビジネスマンで、
　
しかもその時間帯は「午前中」だとわかりました。
　　
　
そして、競合を見渡してみると、、、
　
　
味や香りなど、商の美しルしていて、「朝専用」という売り方をしているものは見当たりません…！
　　
　　
そこで、朝から忙しく働くビジネスマン向けに
　
業界初となる「朝専用」の缶コーヒーとして売ることにしたのです。

　　
　　
、、、すると大ヒット✨
　
　
3ヶ月で100万ケースという目標をわずか1週間で達成。

　
驚くような大ヒットを記録したのでした…

　　
人は、「〜専用」に惹かれる

　　
　
これ、実は心理学的にもとても理にかなったアイデアだったんです。
　　
　
ちょっと想像してみてほしいのですが、
　
例えば、喉が痛い時に、
　
「どんな風邪の症状にも効く薬」と

「喉専用の風邪薬」があったら、
　
あなたはどっちを選びますか？
　
　
おそらく、喉専用の風邪薬を選ぶのではないでしょうか？
　
　
それと同じように、
　
専用ではないただのコヒーよりも、「朝専用」コーヒーの方が
　
朝に買う人は「朝専用って書いてあるし、これにしようかな…」と思ってしまうのです。
　
　
一見、とても単純そうに見えますが、
　
実はこれ、ほとんどの人が上手く使うことが出来ていません。
　　
　
どうしても、私たちは、
　
「この商品はいろんな問題を解決できます」
　
とか
　
「幅広い人にお使いいただけます」
　
などと言いたくなってしまいます。
　　
　
でも、そうではなく
　
「たった1つ、この問題を解決します！」
　
とか
　
こういう人専用！」と、
　
商品を専門的に見せるような工夫をしてみてください。
　　
　
そうすればきっとそれにあてはまる人にあなたの商品が伝わるようになり
　
売上も今より上がるかもしれません😊

あとがき

最後までコラムを読んでいただきありがとうございます。

当社はレディースアパレルのメーカーです。

商品開発のコンセプトは

「朝、家を出るときに鏡に映る自分に自信がもてる服を提案します。」

逆に言うと弊社の「専用」は

「朝、家を出るときに鏡に映る自分のファッションに自信が持てない人専用」の服を作っています。

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