暖まらないヒーターをヒットさせた方法から考えるレディースアパレルの仕入れ・OEMのポイント
今日のコラムははこの寒い季節にピッタリ(?)の
暖房器具のお話です!
この話では、
商品の価値や売上を
ガラッと変える要素にもかかわらず
軽視してしまいがちなポイント
に気づけるので、、、
ぜひ読んでみてください😌
(※実話
***
時は1980年代。
ヨーロッパで大人気のオイルヒーターを
日本でも売ろうとした
斉藤さんという人がいました。
しかし、最初は全く売れなかったそう😞
というのも、、、
その暖房機、
実はヒーターなのに温風が出ず、
あまり暖まらなのが特徴だったんです。
実はヨーロッパでは、
『暖房で部屋を暖めた後に
その温度を保つため「補助暖房」を使う』
というのが一般的だったため、
補助暖房としてピッタリだと、
すごく人気が出ていました。
しかし、日本では
「補助暖房」という概念が
そもそもありません。
そのため、日本人からしたら、
あったかくならない
「ただの物足りないヒーター」と
思われてしまい、
全然売れなかったのです。。
目次
ところが、、、
「あること」を変えただけで、
このオイルヒーターは
大ヒット商品に生まれ変わります。
一体、何を変えたと思いますか?
ヒーター自体を作り変えることは
できませんし、
値段を安くしたところで
売れるとも思えませんよね。。。
答えは、、
「メッセージ」
そう、
こんなメッセージで売っんで。
「寝室に置いておくと、
ひと晩中ホテルに
泊まっているような快適さ」
実はこれ、
当時のお客さんの悩みを解決する、
素晴らしいメッセージだったんです💡
当時の状況を少し説明すると、、、
暖房機といえば、
石油ヒーター、ガスヒーター、
エアコンが主なものでした。
しかし、
石油ヒーターやガスーターは、
燃焼が伴うため
においが気になるし、換気が必。
そのため、寝室には不向きでした。
また、エアコンは
「温風に当たっていると喉が乾燥する」
「音がうるさい」
という不満を多くの人が
持っていて、
こちらも寝室には向いていない。。。
一方、オイルヒーターは
燃焼を伴わないので、
頻繁に換気しなくても大丈夫ですし、
温風も出ないので
空、
喉が痛くなりませんし、
音も出ないので静か。
そこで 寝室専用のヒーターとして、
「ホテルのような快適さ」という
メッセージにしたのです。
その結果、最初は
「ただの物足りないヒーター」
だったのが、、、
「寝室にぴったりのヒーター」
として伝わり、
不動の大人気商品となりました
メッセージ1つで商品の価値は変わる
この話のポイント。
それは、メッセージ1つで
商品の価値や売上は
ガラッと変わるということ。
このヒーターだって、
ヨーロッパでは大人気で、
すごくいい製品でした。
でも、馴染みのない日本では
その良さが伝わりませんでした。
しかし、
メッセージを変えただけで、
その商品の価値や良さが
伝わるようになりました。
多くの人は、商品が売れないと
「商品が悪いのか?」
「値段が高いのか?」
と考えてしまいがちです。
そして、商品や値段に比べて、
メッセージ、つまり「伝え方」は
軽視されがちです。
だからこそ、
「伝え方」にはもっと時間を
かけなければいけません。
それに、みんなが軽視している分、
工夫すればそれだけリターンもあります😃
「伝え方」を変えれば価値が変わる
「伝え方」を変えれば反応が変わる
「伝え方」を変えれば売上が変わる
ぜひ、あなたの商品も
言葉や伝え方を変えて、
商品の良さを伝えられないか?
価値を変えられないか?
「物足りなヒーター」から
「寝室にぴったりのヒーター」に
生まれ変わらせることができないか?
チェックしてみてください。
人は、言葉で動かされます✨
編集後記
本日も最後までコラムを読んでいただきありがとうございます。
メッセージで「伝え方を変える」。
とても勉強になりました。
メーカーをしている以上、しっかり企画をしても売れない商品があります。
よ見ているとどうやって売ろうか、どうやって良さをユーザーに伝えようかということに時間を使っていないようにおもいました。
商品説明だけに終始してベネフィットまで踏み込んでいない社現がえてきました。
皆さんの商品はどうですか。
仕入れやOEMのご相談は(株)佐藤安商店まで
大人の女性に新しい価値を提供する総合プロデュースメーカーとして、洋服の企画・販売をするだけでなく、長年の経験を活かし、生地の開発から販売方法のご提案まで、幅広いニーズにお応えしております。
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